【受賞】九州写真師会連盟主催写真コンテスト
2作品受賞することができました
九州写真師会連盟主催写真コンテスト2023年において、当館フォトグラファー西田朋之の2作品が「第3部準特選1席」、「入賞」を受賞致しました。
このコンテストは124回という歴史あるコンテストで、写真の価値向上のために切磋琢磨するプロフェッショナル集団のコンテストです。今までもチャレンジしてきましたが、初めて上位受賞をすることができました。
審査会から展覧会まで参加させて頂き、改めて写真の価値向上に向けて精進していきたいと思いました。写真館の諸先輩方に感謝致します。
最後になりましたが、当館をご愛顧いただく地域の皆様、今回受賞した2作品のお客様に感謝申し上げます。また、福岡市美術館で開催されたコンテストの展覧会にご来場頂きました皆様、ありがとうございました！
受賞作品の紹介
第三部 準特選1席
画第「サロペッターズ！」
作者談
後ろの椅子の三姉妹と前にお座りしている男の子はいとこで、お子様での撮影を依頼されました。
日々、お子様を撮影する場合、まず思い通りにはいかないことを前提としております＾＾
言葉を変えると、撮影者の思い通りにするという発想を捨てる。と言った方がいいかもしれませんが。そういう状況下で何を一番に考えるかが撮影者の個性が現れると思います。
私の場合は「愛情」「繋がり」「パワーバランス」「調和」を大切に、ライティング、画面構成、レンズの選択をしながら撮影します。
大きな母の手「愛情」に包まれているというイメージで大きめの椅子を配置し、椅子に座る長女さんを軸にして3姉妹の配置を決め、ライティングし、まだ一人歩きが出来ない1歳の男の子と後ろの3姉妹との「繋がり」を考え配置し、全体の「パワーバランス」を見てレンズの選択をしました。
全体の「調和」を考え、大きな木の根をイメージして男の子の足の向きに注意しました。
そうしているうちに、3姉妹の次女ちゃんが椅子の後ろから、ぴょんぴょん跳ねる仕草をしていたので、長女さんのお顔に近づく瞬間をねらいました。
こちらの想像を超える写真が撮影できた一枚となりました＾＾
第三部 入賞
画第「入学おめでとう！」
作者談
最終的には一枚の写真でしか残りませんが、入学の喜びの自然な表情を引き出すために、撮影前、その被写体の繊細な感情のプロセスを大切にします。背景は、この子と親御さんのメッセージを一緒に黒板に書いてもらいました。そのプロセスを踏んだことで、この子の緊張も解けて自然な表情が撮影することが出来ました。
背景や床は、ローキー調で学校をイメージしたシュチュエーションを選択、ライティングはしっかりと男の子の髪やランドセルに光が当たるようにトップライトが利くように、そしてお顔には優しい光が当たるようにしました。お一人写りの場合にも、写真には写っていない、親御さんからの「愛情」の代弁者となれるように写真を撮影しております。
この二作品は写真館内に展示しております。是非、写真館に足をお運び頂き実物をご覧になって下さい＾＾
これからも、ご家族の幸福な「とき」をカタチにする私どもの仕事が、ご家族の幸せに繋がるように精進して参ります！
